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2013年7月29日月曜日

幸せと思う事が大事である_「心を上手に透視する方法」_著者_トルステン・ハーフェナー

最近、面白い本を読んだので紹介しよう。

「心を上手に透視する方法」
著者_トルステン・ハーフェナー

この本はマジックに興味を持った筆者がマジックの観点と心理描写を洞察する観点の両方で上手く捉えた本である。

マジックは錯覚させるという行為がある。

騙すというと聞こえが悪いが、本来の動きとは別の動きを表に出し、ありえない動きをするからマジックなのである。

錯覚させるには相手の意識をどこに向けるかが大事で身体の動きから洞察する考え方は分かりやすい。

目は口程に物を言うというが伝えているのだ。

他に暗示の力やメンタルトレーニング、意識を今このときに集中するといった内容で構成されマジックをするなら参考になる本ではないだろうか。

マジックをしない私でも面白い内容があった。

リチャードワイズマンという研究者が自分は幸せであるか?という質問と実験被験者に行った。

幸せであるという楽観思考の人達と幸せでない悲観的思考の人達に新聞には何枚の写真が掲載されているかを確認させるテストを行った。

しかし、これは本来のテストではない。実は新聞の内容の紙面にテスト後にこの紙面を担当者に伝えれば100ポンド上げますという記事が書いてあったのである。

意識が写真の数だけ数えているとなっているなか、自分は幸せであると答えた人は全員が発見して担当者に伝えたそうだ。逆に幸せでないと答えた人は見つけれなかった。

運がない被験者は一生懸命になり盲目となっていた。
運があるという被験者はリラックスしてるから視野が広かったという調査結果である。

楽観的な人にはエネルギッシュさや落ち着きがあり生きやすい。

悲観的な人は控えめで頼りなく目の前にあるチャンスをいかしてないという結論付けである。

ただ、思うだけ。ただ、人に幸せであると言えるだけ。その違いは大きいようだ。

人に対して幸せであると言っていれば幸せになる事もある。嘘からでたまこと。
マジックも人を楽しくさせる。幸せにいざなうマジックも時には大事である。

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