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2012年12月13日木曜日

特別特集、賃貸とマンション購入はどちらが得なのか?

(目安1)
6231万

(目安2)
11万 252ヶ月 21年 2772万
9万 351ヶ月 29年 3159 万
+事項300万
合計6231万


再計算目安2
8万 600ヶ月 50年 4800万
何の数字かお分かりだろうか?家を借りる家賃(目安1)と家を買う購入(目安2)でどちらが得なのか?という視点で50年比較したスーモという、よく駅にある雑誌掲載の例だ。(目安1)の金額が家を買うにしても賃貸でも同じ金額払うという。結果的に資産として入るという事で家を買う事を暗黙的に勧めている。しかし、良く計算してみると、家を買う方が都合のいい数字になっている。
関東以外では契約更新費用という、2年に1度、1ヶ月分の家賃をオーナーに払う賃貸契約は少ない。まずこの費用が省ける。また家賃は2人暮らしで8万として比較しよう。都心でなければ、少し高い金額だ。この二点を再計算すると、3300万の家の購入(頭金660万、2640万のローンで35年)にあてるより、目安2の再計算の家賃の方が費用として1400万安いのだ。もちろんこの段階で家も売れば同じような金額になると想像したくなるが築50年経過した家が、いったいいくらで売れるというのだろうか?築30年もすれば1000万を下回るのはざらだ。それが50年となるとさらに低い。売買には不動産屋に数パーセント取られる。また中古物件は相対的に値切られる。
売らないにしても、築50年の家は老朽化し、地震にも弱く、修理が多くなる。安全な住みかとは言えない。リフォームは必須だ。10年も過ぎればトイレや風呂といったメイン機能も部品劣化が増えるからだ。
また年を取ると今までの生活は不便になり、便利な都心近郊(病院施設等が整い買い物の近い場所)に移りたくなる状況が今後の可能性とある。人口減少と過疎化は加速し、一点に住むような形態にますます移行していくだろう。若者のシェアハウスが増えているように老人のシェアハウスが増えるだろう。それは老人施設とも言うかもしれないが。
購入するならあくまでも、お金を稼ぐ世帯主が亡くなった場合に保険で借金返済が無くなるという利点と、
好きな間取りで住めるという二点だ。
不動産業界は零細企業が多数の業界。ゆえに消費者がどこのスーパーはここが違うという事は測れず、一方的な物差しになる。また、契約すると、法律は事前に知っているという事で、知識の薄さによる訴えとしてクレームが訊きにくい。またクレームが不動産屋の処罰は緩く、業務をすぐに再開出来るから悪質な業者ものさばれる。知らないのが悪いと解釈されるのは消費者としては痛い。業者も質が変わり過ぎるということで、業界の淘汰が少ないのだ。
以前、建築士による違法設計建築という事で設計業界は法律的に精度を高める物が増え、対応に迫られ改善が進んでいるが不動産業界は異なる。

また、別の問題で賃貸なら移動は簡単だが買った家の隣がクレーマならすぐに引っ越したくなる。買い物とは結局、製品の質、売る人の質、購入後の質のゆりかごから墓場までのような相対的に見る視点を求める必要があるが不動産はその一つ一つがわざわざ自分で一から調べ、話し、調査し、決定するプロセスからなり、コンビニのような当たり前にどこにでも同じ商品があるわけではない。家を購入する方はまず不動産業界と販売に関する本を読んで必ず知識をつけよう。後で後悔するような知識の低さは業者に漬け込まれるだけだからだ。
一生に一度あるかないかの買い物が、実は一番おなざりな業界で買うという事だ。
ここにリスクがあることを確認しておこう。では何の為の購入なのか?
やはり土地の資産保持が一番効果的だろう。土地のみより宅地の方が税金も安い。資産としても遺産相続できる範囲であれば、費用はかからず遺産として残せる。よっぽど高級な土地でなければ土地を持っていない人の為の制度であると言えよう。遊牧民のような生活が現状あるなら、逆に賃貸でもいいんだという事を伝えたい。焦るものでもない。不動産はそれほど整備されてない。
賃貸と購入という比較は金額換算を再度計り直し、単純に購入が安いというような比較を安易に信じず自分で見て良いものを選ぼう。
自分の家族や親族を巻き込む可能性のある話しだ。家族構成を考え、老後はどうなりたいかまで考える事も必要なのだから
後悔のないように。

ちなみに遺産相続で税金を払うのは一億を越えるような場合で日本人の90パーセント以上は無縁なお金持ちの話だ。逆に借金を負債して破滅するケースの方が多い。律儀な国民性はお金を払うのが正しいという道理があるからだ。
しかし、借金を背負っては身も蓋もない。親とは誠実に向かい合い、詳細な資産管理台帳を作成してもらっておこう。

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